深刻な打撃不振が続く
ソフトバンクは打線が3安打1得点と振るわず、4連敗で3位に転落した。
ソフトバンクは日本ハムの先発・上沢直之の前に4回までノーヒット。5回に甲斐拓也がチーム初ヒットを放つも、続く柳町達が空振り三振で甲斐も二盗失敗でダブルプレーとなった。7回に二死3塁から上沢のボークで1点を返したものの、9回二死1、2塁のチャンスで長谷川勇也がレフトへヒット性の当たりを放つも西川遥輝に好捕され試合終了。
18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた片岡篤史さんはソフトバンクの打撃不振について「誰がというよりも全体的に低調」と主力の6月の打率が軒並み低迷(中村晃 .150/松田宣浩 .167/今宮健太 .190/栗原陵矢 .204/柳田悠岐 .222/甲斐拓也 .225)している状況に触れ、「誰かが良くて誰かが悪いと目立たないが全体的に悪くてこういったゲームを取れないとみんなが責任を感じてしまう」と指摘した。9回無死1塁で中村が送りバントをしたことについても「本来ならばヒッティングでもよかったが、得点圏にランナーを進めて何とか得点にとなると(かえって)後ろにプレッシャーが掛かってきてしまっている」と説明した。
今後の改善については「交流戦になるとセ・リーグはボール球を使って振らせるという投球になるのだが、ソフトバンク打線を見ていると(セ・リーグの投手の攻め方の影響で)ボール球を振ってはいけないという(意識が強くなり)真っ直ぐには差し込まれる、抜かれると泳ぐというような状態になっている」とし、「もう一度基本に戻って真っ直ぐを自分のポイントで叩けるような状態にすることが復調につながる」という考えを示した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』