初回のピンチを最少失点で凌ぎ、2回以降は尻上がり
マリナーズの菊池雄星投手(30)が18日(日本時間19日)、本拠地Tモバイル・パークでのレイズ戦に先発登板。7回4安打1失点の好投を見せ今季4勝目の権利を持ちリリーフ陣にマウンドを譲った。
1回表、2本の単打を許し一死一、三塁のピンチを招き、4番・ディアスの遊ゴロが併殺崩れとなる間に失点。続くブロッソーを歩かせ再び二死一、二塁のピンチを背負ったが、6番・ロウをスライダーで空振り三振に仕留め初回を最少失点で切り抜けた。
その裏、マリナーズ打線は打者9人を送り込む猛攻を見せ一気に4得点。逆転してもらった菊池は2回も一死から四球で走者を出したが、投手コーチがマウンドに訪れたあとは制球が安定しゼロを刻んだ。3回、4回はバックの好守にも助けられながら2イニング連続3者凡退。5回は二死から初回以来となる安打を許したものの、危なげなくゼロを刻み勝利投手の権利を得た。
6回はディアスを97.9マイル(約158キロ)の直球で空振り三振に仕留めるなど、3番から始まる中軸に安打を許さず。7回は一死から二塁打を許し初回以来となるピンチを招いたが、9番・フィリップスを左飛、1番・マーゴーを遊ゴロに退けゼロを刻んだ。
菊池は7回103球、4安打1失点、6奪三振3四球の好投で降板。今季13試合目で早くも10度目となるクオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成し、防御率は3.46に良化した。
菊池は前回12日(同13日)のインディアンス戦も7回無失点の快投を披露したが、救援陣が4点リードを守れず白星消滅。この試合も5-1と4点リードを保ち、8回から後続にあとを託した。