20歳の大砲候補が躍動
広島の林晃汰がプロ入り初の1試合4安打4打点を記録。チームはカード勝ち越しを決めた。
広島は初回、2番・野間峻祥の二塁打などで二死1、2塁の好機を作り、5番・林が2点適時二塁打を左翼線へ運び先制。7番・西川龍馬も中前適時打で続き3点目を加えた。同点に追いつかれた直後の3回は、林が3打点目となる右前適時打を放ち再びリード。続く坂倉将吾の中犠飛で5点目を奪った。
5回以降も1番・菊池涼介の7号ソロなどで加点し、7回は林が3号ソロを左中間席へ運び8点目。8回は代打・中村奨成がプロ初本塁打を左翼席へ運び9点目を奪った。9回にも8番・石原貴規の右犠飛、途中出場・羽月隆太郎の中前2点適時打でダメ押しとなる3点を追加。今季最多の17安打12得点と打線が爆発した。林は5回の第3打席にも左前打を放ち、プロ入り初の1試合4安打4打点を記録。三塁の守備でも6回、痛烈なライナーを横っ飛びで好捕するなど攻守両面で存在感を示した。
19日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた片岡篤史さんは「左方向に大きいのが打て、左投手に対しても判断ができている。バットの弓をしっかり引いてボールとの距離を取れている」と好調の要因を指摘。「今は試合に出るたびに成長して自信も持ってきていると思う」と称賛した。「守備でも泥臭く粘り強いプレーを見せているのでこういう気持ちでずっとやってほしい」とエールを贈った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』