2021.06.21 18:00 | ||||
東北楽天ゴールデンイーグルス | 3 | 終了 | 4 | オリックス・バファローズ |
楽天生命パーク |
楽天3連戦に全て登板して3セーブ
オリックスが楽天との“同率首位対決”を制して9連勝を飾り、単独首位に浮上した。
打線が二死からつなぐ“そつのない野球”や一発で得点を重ね、投げては7投手の継投でリードを守り切った。特に守護神を務める平野佳寿は今カード全ての試合に登板して3セーブを記録するなど、リリーフ陣に課題を抱えていたチームに安定感をもたらす存在となっている。
21日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた江本孟紀さんは、平野の好投を受け、「後ろのピッチャーが確実に失点を抑えればチームは勝つ。1点差、2点差の試合を締めていくと、チーム全体が盛り上がってくる」と指摘。
同じく同日の放送で解説を務めた野村弘樹さんは「経験あるピッチャーなので失投がない。落ち着いているし、甘い球を打たれることはあっても0で帰ってくるのが9回を投げるピッチャーの仕事。平野の復帰はチームにとっての安心材料」と述べ、その存在がチームに与える影響の大きさを強調した。
また、オリックスの快進撃を受け、江本さんは「まさかオリックスをこれだけ褒めないといけないプロ野球になるとは思わなかった(笑)」と冗談を交えつつ、「調子のいいチームは投打とも柱がいる。だからこの状態はまだ続くんじゃないか」と主張。
一方の野村さんも「山本由伸というエースがいて、先発陣が豊富で、後ろの平野が決まって、澤田、今日は打たれたけどヒギンスもいて、7回、8回、9回が固まりつつある。そうなると、先発ピッチャーにもゆとりができる。攻撃陣もそこまでになんとかしておけばということで、全体がうまくまわっている」と続け、後ろの安定によりチームが盤石となりつつあるとの見解を示した。
オリックスの快進撃はどこまで続くのか!? 明日からは本拠地・京セラD大阪に2つの負け越しを喫している最下位・日本ハムを迎えての3連戦。大阪のファンに10連勝を届けることができるのか、注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』