2021.06.22 18:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 5 | 終了 | 2 | 北海道日本ハムファイターズ |
京セラD大阪 |
「今年変わったのはキャッチャー」
パ・リーグ首位に立つオリックスが24年ぶりの10連勝。日本ハムとのカード初戦は、山岡泰輔が「右肘の違和感」を訴えて1回持たずに降板したが、ブルペン陣が必死のスクランブルリレーでゲームメイク。接戦を制して貯金を「7」に増やした。
山岡は初回、一死一塁からまさかの3連続四球で1点を失ったところで降板。それでも、緊急登板となった2番手・山田修義が後続を断ち最少失点で初回を切り抜けると、2回に続いて3回もゼロを並べる好救援。4回からは漆原大晟が2イニングを無失点で締め、前半5イニングを1失点でしのいだ。援護したい打線は6回に4番・杉本裕太郎の適時二塁打で勝ち越し、終盤も効果的に加点。最終スコア5-2でカード初戦を制した。
22日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた達川光男氏は、リリーフ陣の奮投ぶりを評価しつつも「そのなかで若月。チーム全体が変わったんですが、特にキャッチャーがゾーンの中で勝負できるようになったんですよね」とコメント。投手陣をリードするオリックス捕手陣の変化に言及した。
そんな変化の一端が現れたと指摘されたのが、2点リードの7回、5番手・K-鈴木が一死満塁のピンチで王柏融を二飛に打ち取った場面。マスクを被る若月は“ストライクゾーンに伸びるストレートを要求”するような仕草を見せた。
「今までのオリックスにはなかった光景ですよ。オリックスといえばストライクゾーンの四隅だったんですが、今はゾーンの中でどんどん来いと。勢いを感じましたね」
交流戦を機に上昇気流をとらえたオリックス。その躍進の裏には今回言及された捕手のリードなど、細かな戦略面での変化もあるようだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』