29歳の右腕が加入へ
オリックスは23日、新外国人選手のグレン・スパークマン投手(29)の加入を発表した。背番号は「56」に決まり、入団会見など今後のスケジュールについては決まり次第発表される。
スパークマンはアメリカ出身の右腕で、2013年のドラフト20巡目(全体594位)でロイヤルズと契約し、ブルージェイズに移籍した2017年にメジャーデビュー。2018年から昨季までの3シーズンは再びロイヤルズでプレーし、MLB通算52試合(180回1/3)に登板して4勝14敗、防御率5.99をマークしていた。
今季はツインズ傘下3Aでプレーし、リリーフで2試合(3回)に登板して6奪三振、防御率3.00の成績。近年は先発とリリーフをマルチにこなしている。
オリックスの福良淳一GM兼編成部長は「ディクソンがああいう形(退団)になったので、この先、先発もどうなるか分からないですから、そういう意味でこの時期(の獲得)になりました」と補強の経緯を説明。起用法に関しては「一応、先発として考えています。先発で回そうかな」と明言した。
「今年を見てから」と、単年契約を結んだとのこと。来日時期については「まだ分からない」としながらも、「後半から行ってくれたらいい」と、チームが本格的に首位争いを繰り広げるであろう後半戦からの登板に期待を寄せた。
また、スパークマンの印象を問われると、「真っ直ぐとスライダーが中心のピッチャーだけど、もともとカーブも投げていたピッチャー。もっとカーブを投げれば長いイニングも行けると思う。メジャーでも先発で投げてますしね」と、緩急を駆使したピッチングに期待を寄せた。
取材・文=どら増田