今季まで楽天でチームメイトだった田中将大(左)と松井裕樹(中)【(C)Kyodo News】

◆ 「納得はしていないと思うが…」

 楽天が連敗を7でストップ。

 今季初のナイター登板となった田中将大は6回4失点の粘投で久々の白星。これで日米通算の勝利数を「180」とした。

 23日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の池田親興氏は、この試合のポイントに「田中将大の存在感」を挙げる。

 内容的には4回までで4点を失う苦しい流れにはなったが、「真っすぐにばらつきがあった中、変化球をうまく使いながらピッチングをしていた」と振り返り、「5回を終わった段階で103球。1点負けている状況ではあったが、代わるんだろうなと思っていた。そこを首脳陣と話したのかどうかは分かりませんが、マウンドに向かったというところですよね」。この姿勢がその後の逆転劇を呼び込んだと解説する。

 続投の6回裏は一死から死球で走者を出すも、後続を併殺に仕留めて結果的に3人斬り。すると、このベテランの奮投を間近で見ていた野手陣が7回表に奮起。一死から浅村栄斗が四球で出ると、島内宏明は高めのボールに詰まらされながらも執念でレフト前に落とす安打。これで一・三塁とし、岡島豪郎が右中間突破の適時三塁打。走者を全員返して、5-4と試合をひっくり返した。

 池田親興氏は「トップを走ってきたチームなのでどこかで苦しくなる時はあると思う。その時にどうするか、大事な試合だったと思うんですけど、そこでマーくんの存在感と意地を感じましたよね」と語り、投球内容以上に背番号18がチームにもたらす影響の大きさを挙げる。

 また、同じく解説の高木豊氏も、「連敗を止めた。何よりもそこ」とコメント。

 つづけて「本人は内容的には納得していない。おそらくストレスが溜まっていると思うんですけども、でもチームが連敗している時に責任をもって投げきれた。これが一番の収穫かなと思います」とし、まずはチームの連敗を7で止め、嫌な流れを断ち切ったという“仕事ぶり”を評価した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』

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