● エンゼルス 3 - 9 ジャイアンツ ○
<現地6月23日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手(26)は23日(日本時間24日)、本拠地でのジャイアンツ戦に「2番・投手」で先発し、6回6安打9奪三振1失点で降板。打者としては3打数2三振ノーヒットと快音無く、今季4勝目と日米通算50勝は次回登板以降にお預けとなった。
メジャーリーグ公式戦でア・リーグ球団が指名打者を解除し、ナ・リーグ球団が指名打者を採用する史上初めての試合となった一戦。大谷は前日に続いて相手捕手・ポージーの巧みなリードに苦戦したものの、投手としては5回まで毎回走者を背負いながらも粘りのゲームメイクを見せた。
この日は立ち上がりからスプリットの精度がいまひとつで、ストレートとスライダーのコンビネーションに頼る組み立て。それでも、初回の一死一・二塁のピンチを切り抜けると、4回は自らのワイルドピッチで招いた二死二塁で8番・デュボンを96.6マイル(約155.5キロ)のストレートで空三振。今季8勝を挙げている相手先発・ガウスマンとの投手戦に持ち込む。
しかし、0-0で迎えた5回、一死から1番・ヤストレムスキにカウントを取りに行ったスライダーを右翼越えのソロホームランとされ先制点を献上。さらに2番・ディッカーソンにこの試合3本目の安打となる右線二塁打を打たれ、3番・ポージーは四球。一死一・二塁とブルペンも慌ただしくなったが、4番・ベルトを内角高めの98.7マイル(約158.7キロ)、5番・クロフォードをスプリットで連続三振に退け踏ん張った。
すると、直後の裏の攻撃で1番・レンヒーフォが値千金の同点ソロ。大谷は6回も続投してテンポよく二死を奪い、最後は8番・デュボンを渾身の96.8マイル(155.8キロ)で空三振に斬ってとった。
中5日のリアル二刀流に加えて、ナイターゲーム明けのデーゲームという難しいコンディション。制球に苦しむシーンが散見され、球数は今季最多105球を数えたが、終わってみれば6回6安打1失点、2四球9三振のクオリティースタート。パドレスとドジャースを抑えて地区首位に立つジャイアンツの好投手・ガウスマンを相手に堂々の投手戦を演じた。
その後、エンゼルスは捕手のスズキが延長12回に負傷交代し、マイナー時代に捕手経験がある左翼手・ウォードが急遽マスクを被るアクシデント。投手のキャニングを左翼で起用するなど必死のやりくりで死闘を演じたが、延長13回に7点を勝ち越され3連敗となった。