勝ちパターンが崩れる
オリックスは8回、9回の継投が失敗し、痛い連敗。同日に勝利した2位・楽天とのゲーム差が「0.5」に縮まった。
オリックスは2回二死から、伏見寅威が本塁打を放ち幸先よく先制。その後は山本由伸と西武先発・髙橋光成の好投により、1点差で終盤に。8回からは勝利の方程式に入ったオリックスだったが、セットアッパーのヒギンスが二死から連続四球で得点圏に走者を置くと、栗山巧に適時打を打たれて同点に。9回は守護神の平野佳寿が先頭の呉念庭に粘られて四球を与えると、続く山川穂高にレフト線に運ばれ勝ち越しを許した。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大久保博元さんは「誰に代わっても山本以上のピッチャーはいないから(西武からしてみたら)代わってくれて『よし、いける!』となった。なんで山本を代えたんだろう」と交代について疑問を呈し、「中6日で登板しているので135球までいけると思っていましたが…。ライオンズにとってはラッキーだった」と振り返った。
MCを務めた野村弘樹さんも「僕も(山本は)いかなければいけないと思ったんですがね…」と同調すると、解説で出演した笘篠賢治さんは「聞かなければ分からないのですが」と前置きしたうえで「オリンピック前に無理をさせてはいけないというのが中嶋監督にちらついてしまったのかな…」と推測した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』