2021.06.26 14:00 | ||||
オリックス・バファローズ | 3 | 終了 | 3 | 埼玉西武ライオンズ |
京セラD大阪 |
終盤に追いつきドロー
11連勝後、連敗中のオリックスは26日、西武相手に2点のビハインドを追いついたが勝ち越せず、2位・楽天が勝利を収めたため、同率首位に並ばれた。
オリックスは初回、西武先発の今井達也からT-岡田が先制タイムリーを放つが、3回にオリックスの先発・山﨑福也が柘植世那に1号2ランを打たれて逆転を許してしまう。さらに4回には、紅林弘太郎の送球エラーから好機を作られ、ブランドンに適時打を打たれてしまう。山﨑は5回1/3を3失点で降板。降板後、「チームが初回から先制していただけに、逆転を許したホームランを反省しなければいけないし、最少失点で粘りたかった」と悔しさを滲ませた。
打線は今井から3回と4回にもチャンスを作ったが得点には繋がらなかった。しかし、7回から登板した西武の2番手・武隈祥太から吉田正尚が14号ソロ、3番手・十亀剣から、杉本裕太郎が三塁打、続くT-岡田が適時打を放って試合を歩振り出しに戻した。
中継ぎ陣も後を受けた漆原大晟、富山凌雅、張奕、平野佳寿が無失点リレーを披露。しかし、最終回に西武は前日に続いて“無失点男”平良海馬がマウンドに上がり、2つの四球で一死一、二塁のチャンスを作ったが、ロメロ、大城滉二が連続三振で試合終了。試合は3-3の引き分けに終わった。
試合後、中嶋聡監督は「負けなかった。なかなか最後、打ち崩すのは難しいピッチャーですけど、何とか打ち崩したかった」と試合を振り返った上で、打線について「そこまで絶好調という感じじゃないので、それでも繋ごうという気はあった。残塁が多かったので、一本出てればというのはあります」と語り、「(正尚のホームランは)追いかけるという意味では大きい。ラオウの三塁打、Tのヒット…そういうところが繋がってくれたら点になりますので」と打線の繋がりの重要さを口にした。
27日の西武戦は8連戦の最終戦。指揮官は「疲れはあると思うんですけど、あと1試合、頑張ってもらいます」と力強い言葉で選手に期待を寄せた。27日はオリックスが宮城大弥、西武がニールが先発。27日は宮城で勝って8連戦の最後を白星で飾れるか注目だ。
取材・文=どら増田