◆ 見事だった「3回の攻撃」
巨人が連日の猛攻でヤクルトに連勝。
早くもカード勝ち越しを決め、6月19日から始まった連勝を「6」に伸ばした。
26日のゲームは先発の戸郷翔征が初回に2点を奪われるも、打線が2回に2点を挙げて追いつき、3回には一挙4点の猛攻。その後も手を緩めずに4回に2点、5回も1点とたたみかけ、終わってみれば13安打の10得点で圧倒した。
26日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、巨人の「3回の攻撃」がこの試合の大きなポイントとして挙げられた。
勝ち越しの口火を切ったのは、状態上向きで定位置の“3番”に戻ってきた丸佳浩だ。
先頭で迎えたこの日の第2打席、1ボール・1ストライクから相手の意表を突くセーフティバントを敢行。
相手が極端なシフトを敷いていたこともあり、三塁前へのゴロは投手の小川泰弘が慌てて処理。素手で捕ってそのまま一塁に送るも間に合わず、これが内野安打となる。
さらに岡本和真は四球で一・二塁とチャンスを拡げると、5番の坂本勇人は初球にバントの構え。見送って2球目はバスターで空振りと揺さぶりをかけ、1ボール・2ストライクからの4球目をセンターへ。これが適時打となり、巨人が3-2と試合をひっくり返した。
つづく梶谷隆幸のレフトへの大飛球は青木宣親のファインプレイに阻まれたものの、一死一・二塁から7番の北村拓己が打った瞬間それと分かるレフトへの豪快3ラン。これでこの回一気の4得点。小川に大きなダメージを与えた。
番組に出演した解説者の金村義明氏は、猛攻の口火を切った丸について、「不振からファーム落ちも経験しましたけど、上がってきた時には本来の丸の状態ですよね」と、一旦の離脱を経てしっかりと調整してきたベテランの力を絶賛。
つづけて、「坂本がいて、丸がいて、梶谷も帰ってきた。役者が揃ってきたなと」と語り、反撃の準備が整いつつある王者の状態に太鼓判を押した。
この6連勝で首位・阪神との差は「3.5」。一時は3位に後退しながらも、リーグ戦再開後は6勝1敗と息を吹き返したチームを率いる原辰徳監督についても、金村氏は「タイガースとの3連戦(6月18日~20日)でものすごい執念を感じましたよね」とコメント。
リーグ戦再開後の最初のカードで阪神に勝ち越し。そこから快進撃がはじまった点を挙げつつ、「ケガ人が帰ってきた手ごたえもあると思う。じわじわ追い上げて行こう…というね。そんな6連勝だと思います」とまとめ、セ・リーグの灯火はまだ消えていないことを強調した。