金村氏も「ようやく出てきた」
ロッテが静岡で日本ハムに逆転勝利。
先制を許すも4回に追いつき、5回に勝ち越し。7回からは継投でリードを守り抜いた。
2分を挟んで3連敗中だったチームが久しぶりに掴んだ“らしい”接戦での勝利。
26日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、その中で“新・8回の男”の奮闘ぶりにスポットが当てられた。
プロ5年目の27歳右腕・佐々木千隼である。
都立日野高から桜美林大を経て、2016年のドラフト1位でロッテに入団。ドラフト時は1位再入札、いわゆる“はずれ1位”で5球団が競合したことでも話題を集めた。
鳴り物入りでプロの世界に飛び込むも、ここ4年は苦しい成績。昨季も5試合の登板で防御率は8.31と苦しんだが、今季はすでに26試合に登板して4勝負けなし、8ホールドで1セーブ。防御率は0.93と安定感抜群の投球を続けている。
唐川侑己の離脱後は8回を任されるシーンも増え、守護神・益田直也へと繋ぐ重要な役割を担う。26日の試合でも2点リードの8回に登板。先頭の髙濱祐仁にいきなり二塁打を浴び、一死から王柏融にもつながれて一・三塁のピンチを迎えたが、渡邉諒を遊ゴロに斬って狙い通りのゲッツー。ピンチを無失点で切り抜けた。
番組に出演した解説者の金村義明氏も「ようやく出てきたか、という感じ」と語り、「中継ぎ・セットアッパーとして活躍の場を見出しましたね」と笑顔。
同じく解説者の井端弘和氏も「登板したら負けないという感じになっていると思う。非常に貴重な中継ぎの戦力だなと思いますね」と語り、勝利の方程式の穴を埋める活躍ぶりを讃えた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』