わずか16球で危険球退場
楽天は初回に先発したルーキーの高田孝一が危険球退場するも西口直人の好投で3連勝。
楽天はプロ初登板となった先発のドラフト2位・高田が、初回に先制点を失ったあと5番・真砂勇介に頭部死球を与えてしまい危険球退場。緊急登板となった2番手・西口はいきなり二死1、3塁での登板となったが、6番・甲斐拓也を左飛に退け初回を最少失点で抑えた。
西口は2回以降、ストライク先行の安定した投球を披露。3回は1番・三森大貴、2番・佐藤直樹、3番・柳田悠岐を3者連続三振に仕留めた。4回にソロ被弾で1点を失ったが、5回まで投げ抜き4回1/3、1安打1失点、4奪三振1四球の好投。スクランブル登板で落ち着いた投球を披露し、5年目で待望のプロ初勝利をつかんだ。
26日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明さんは「心配ですよね。初登板で十何球で頭にデッドボールで…切り替えるのは難しいと思うけどね…」とわずか16球でプロ初登板を終えたルーキーを気遣った。
一方、緊急登板でプロ初勝利を挙げた西口については「急に用意もしていなくて出たと思うんですよ。それが逆にノープレッシャーで良かったのでは。『やられてもともと』みたいな感じでいけましたから」と振り返った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』