ニュース 2021.06.27. 20:46

ロッテ、今週の先発投手の平均年齢22.8歳 5人中3人がQS達成と好投光る

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96年世代のロッテ・小島和哉(左)と岩下大輝(右)

岩下、小島で連勝


 ロッテは、0-0の3回にマーティンの3ランなど一挙6得点を挙げると、投げては先発・小島和哉が日本ハム打線を7回2失点に抑え4勝目を手にし、8-3で勝利。2連勝で静岡での日本ハムとの2連戦を終え、勝率を再び5割に戻し、順位も4位に再浮上した。

 静岡での連勝できたのも先発陣の頑張りが大きい。1戦目に先発した岩下大輝は2回に万波中正に先制の適時打を許し、続く3回も近藤健介に二塁打を打たれるなど、3回まで毎回の4安打を浴びた。

 0-1の4回にレアードの適時二塁打で同点に追いついてもらうと、その裏、岩下は先頭の渡邉諒を遊ゴロ、野村佑希を見逃し三振、前の打席適時二塁打を浴びた万波を遊ゴロに仕留め、3人で片付けた。

 5回に角中勝也の適時打、中村の犠飛で2点を勝ち越すと、尻上がりに調子を上げた岩下は5回裏をわずか8球で三者凡退、6回は近藤に四球を与えたが、後続を打ち取った。6回を98球、4安打、1失点に抑え、7回・ハーマン、8回・佐々木千隼、9回・益田直也の継投で逃げ切った。岩下は得点をとってもらった直後のイニングを三人で抑えたことが、6勝目に繋がったといえるだろう。

 27日の日本ハム戦に先発した小島は初回一死一、二塁のピンチを0で切り抜けると、続く2回は三者凡退。6点の先制点をもらった直後の3回裏も、きっちりと3人で抑え流れを渡さない。4回に近藤に適時二塁打で1点を返されるも、5回まで1失点に抑えるピッチング。イニング別では今季小島が最も失点している6回に、近藤の犠飛で1点を失うも、この1点に踏みとどまり、今季自己最長の7回を投げた。

 岩下と小島はこれで、2試合連続でQS(6回3自責点以内)を達成。石川歩、美馬学といった“エース格”の2人が不在で台所事情の厳しい先発陣の中で、ここ2試合は安定した投球を見せている。

リーグ戦再開後は30代の先発はなし


 今週は岩下、小島だけでなく、23日のソフトバンク戦に先発したドラフト1位ルーキー・鈴木昭汰が6回を1失点に抑えており、5試合中3試合で先発投手がQSをクリアした。

 現在24歳の岩下と小島、ルーキーの鈴木が大卒1年目・22歳と、若い先発の活躍が目立った。

 今週の先発投手を見ても、ソフトバンク3連戦が二木康太、鈴木、佐々木朗希、日本ハム2連戦が岩下、小島と、19歳の佐々木を除けば全員20代だ。交流戦明け最初のカードとなった西武3連戦は岩下、中村稔弥、小島と同学年トリオが先発しており、リーグ戦再開後は25歳の二木が先発最年長と、かなり若い先発陣だ。

▼交流戦後の先発投手
6月18日 岩下 大輝(24)vs西武
6月19日 中村 稔弥(24)vs西武
6月20日 小島 和哉(24)vs西武
6月22日 二木 康太(25)vsソフトバンク
6月23日 鈴木 昭汰(22)vsソフトバンク
6月24日 佐々木朗希(19)vsソフトバンク
6月26日 岩下 大輝(24)vs日本ハム
6月27日 小島 和哉(24)vs日本ハム
※()2021年6月27日時点の年齢

若手先発陣のアピール


 2試合連続二桁失点で一軍登録を抹消中の美馬、右肘を手術した石川といった30代の実績のある投手が現在一軍に不在となっているなかで、その他の若手の先発陣もアピールしている。開幕ローテーションを掴むもファームで調整していた本前郁也は、再昇格後2度目の先発となった11日の巨人戦で6回1失点と好投した。高卒2年目の佐々木朗希は、5月27日の阪神戦でプロ初勝利を挙げ、10日のヤクルト戦ではプロ入り後最長の6回を投げ1失点に抑えた。

 首位を走るオリックスの山本由伸、宮城大弥、山岡泰輔、田嶋大樹の若手先発陣に現状では劣るが、マリーンズ若手先発陣は負けじと今週は奮闘が光った。継続して安定した投球することができれば、この先も楽しみな若手先発陣といえる。そこにベテランの石川、美馬、さらにはトミー・ジョン手術から復活を目指す種市篤暉、西野勇士がいることを考えれば、若手の頑張り次第でより先発陣の層が厚くなる。

 ただ現状は31勝31敗10分の4位。上位進出するためには、先発投手陣の安定は必須。そう考えると、若手先発陣の成長=チームの成績アップに繋がってくる。若手先発陣には、経験のある先発陣が戻ってくるまで、頑張ってもらわなければならない。

文=岩下雄太

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