二保「前向きな気持ち」
ソフトバンクは2日、阪神とのトレード成立を発表。
二保旭投手(31)を放出し、見返りに中谷将大選手(28)を獲得した。
二保は九州国際大付高から2008年の育成ドラフト2巡目で入団。
2012年のシーズン途中で支配下選手となると、2015年には44試合に登板して6勝1敗5ホールドと活躍。2016年に肘の故障からトミー・ジョン手術を受けたが、大きなケガを乗り越えて2018年には35試合の登板を果たすなど、ブルペンの一角として活躍を見せた。
ところが、先発に回った2019年以降は一軍での出番が減少。昨季は12試合に登板するも4勝5敗で防御率は4.92とローテーションに定着することはできず、今季もここまで2度先発のチャンスがあったが、0勝1敗で防御率4.76とアピールすることができなかった。
二保は球団を通じて「また一からの出発だと思って頑張ろう、という前向きな気持ちです」とコメント。
阪神ではリリーフとしての起用が見込まれるが、「新しいチームで活躍する姿を見せて、その恩を返していければと思っています。ホークスとはライバルになりますが、交流戦や日本シリーズで投げるのを楽しみに頑張りたいです」と意気込みを語った。
また、二保の見返りとして加入する中谷将大は地元・福岡出身の右打ち外野手。
福岡工大城東高から2010年のドラフト3位で阪神に入団すると、2017年には133試合に出場して打率.241、20本塁打で61打点とブレイク。
一時は4番を任されるなど、大きな期待を背負った大砲候補だが、近年は60試合から70試合ほどの出場数となっており、レギュラー獲得とはならず。地元に戻って心機一転、和製大砲としてその才能を開花させることができるだろうか。
コメント
▼ 二保旭
また一からの出発だと思って頑張ろう、
という前向きな気持ちです。
育成から始まり、13年間もやれると思っていませんでしたが、
スカウトの方をはじめ、監督・コーチ・選手・スタッフの皆さん、
そしてファンの皆さんのおかげでここまでやってこれています。
これから新しいチームで活躍する姿を見せて、
その恩を返していければと思っています。
ホークスとはライバルになりますが、
交流戦や日本シリーズで投げるのを楽しみに頑張りたいです。
▼ 中谷将大
全国のタイガースファンの皆様、
そして阪神タイガースに携わっていらっしゃる
全ての関係者の皆様、
これまでたくさんの応援をしていただき
ありがとうございました。
入団してから11年間タイガースにお世話になり、
本当に感謝の気持ちしかありません。
福岡ソフトバンクホークスに移籍しても、成長し、
元気な姿を1人でも多くの方に届けられるように
頑張っていきます。
11年間、本当にありがとうございました。