○ エンゼルス 8x - 7 オリオールズ ●
<現地時間7月2日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手(26)が2日(日本時間3日)、本拠地でのオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。本塁打ランキングでメジャー全体トップを更新する29号ソロ、30号2ランを立て続けに放ち、日本人選手では2004年の松井秀喜(ヤンキース)以来となるシーズン30本塁打に前半戦の段階で到達した。9回は二盗成功後に劇的なサヨナラ生還。足でもファンを魅了した。
オリオールズ戦の先発左腕・エイキンに対し、初回の第1打席は二飛。それでも4点を追う2回、先頭打者として再びエイキンと対峙し初球の高め直球を捉えると、打球は右中間席中段に着弾する速度104.5マイル(約168キロ)、飛距離416フィート(約127メートル)の豪快ソロとなった。
1点差に迫って迎えた4回の第2打席は、一死一塁で2番手・右腕のテイトと対戦。カウント2-1後のシンカーを振り抜いた打球は、左翼席へ着弾する逆転の30号2ランとなった。今度は速度111.1マイル(約179キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)の逆方向弾。6月29日(同30日)のヤンキース戦以来、自身3度目となる2打席連続本塁打に、場内から“MVPコール”の大合唱が沸き起こった。この日、27号2ランを放ったランキング2位のブルージェイズ・ゲレロJr.と3本差。ライバルを引き離し日本人初の本塁打王獲得へ独走態勢に入った。
初の3打席連発の期待がかかった6回の第4打席は4番手左腕・スコットの前に二ゴロ。7-7の同点で迎えた9回の第5打席は6番手左腕・フライと対戦し、カウント3-1後の外角に外れるボール球を見極め四球で出塁した。続くレンドンの3球目に悠々と二盗を決めたかと思われたが、スイングしたレンドンのバットが捕手の頭部を直撃。これが守備妨害と取られ大谷は一塁に戻された。
レンドンは三振に倒れ二死一塁となったが、大谷は続くウォルシュの初球にも盗塁を企図し今度は成功。得点圏に進んだあと、ウォルシュの右前適時打でサヨナラの本塁に滑り込んだ。豪快な打撃だけではなく、最後は足でも魅せた二刀流。この日は4打数2安打3打点、1四球1盗塁の活躍で打率は.280となった。
大谷は6月、打者として打率.309、13本塁打、23打点、OPS(出塁率.423+長打率.889)1.312を記録し、6月度のア・リーグ野手部門で月間MVPを初受賞。日本人野手では2004年8月のイチロー(マリナーズ)、2007年7月の松井秀喜(ヤンキース)に続き3人目の受賞となり、7月最初の試合で自ら祝砲を連発する形となった。
<現地時間7月2日 エンゼル・スタジアム>
エンゼルスの大谷翔平選手(26)が2日(日本時間3日)、本拠地でのオリオールズ戦に「2番・指名打者」で先発出場。本塁打ランキングでメジャー全体トップを更新する29号ソロ、30号2ランを立て続けに放ち、日本人選手では2004年の松井秀喜(ヤンキース)以来となるシーズン30本塁打に前半戦の段階で到達した。9回は二盗成功後に劇的なサヨナラ生還。足でもファンを魅了した。
オリオールズ戦の先発左腕・エイキンに対し、初回の第1打席は二飛。それでも4点を追う2回、先頭打者として再びエイキンと対峙し初球の高め直球を捉えると、打球は右中間席中段に着弾する速度104.5マイル(約168キロ)、飛距離416フィート(約127メートル)の豪快ソロとなった。
1点差に迫って迎えた4回の第2打席は、一死一塁で2番手・右腕のテイトと対戦。カウント2-1後のシンカーを振り抜いた打球は、左翼席へ着弾する逆転の30号2ランとなった。今度は速度111.1マイル(約179キロ)、飛距離400フィート(約122メートル)の逆方向弾。6月29日(同30日)のヤンキース戦以来、自身3度目となる2打席連続本塁打に、場内から“MVPコール”の大合唱が沸き起こった。この日、27号2ランを放ったランキング2位のブルージェイズ・ゲレロJr.と3本差。ライバルを引き離し日本人初の本塁打王獲得へ独走態勢に入った。
初の3打席連発の期待がかかった6回の第4打席は4番手左腕・スコットの前に二ゴロ。7-7の同点で迎えた9回の第5打席は6番手左腕・フライと対戦し、カウント3-1後の外角に外れるボール球を見極め四球で出塁した。続くレンドンの3球目に悠々と二盗を決めたかと思われたが、スイングしたレンドンのバットが捕手の頭部を直撃。これが守備妨害と取られ大谷は一塁に戻された。
レンドンは三振に倒れ二死一塁となったが、大谷は続くウォルシュの初球にも盗塁を企図し今度は成功。得点圏に進んだあと、ウォルシュの右前適時打でサヨナラの本塁に滑り込んだ。豪快な打撃だけではなく、最後は足でも魅せた二刀流。この日は4打数2安打3打点、1四球1盗塁の活躍で打率は.280となった。
大谷は6月、打者として打率.309、13本塁打、23打点、OPS(出塁率.423+長打率.889)1.312を記録し、6月度のア・リーグ野手部門で月間MVPを初受賞。日本人野手では2004年8月のイチロー(マリナーズ)、2007年7月の松井秀喜(ヤンキース)に続き3人目の受賞となり、7月最初の試合で自ら祝砲を連発する形となった。