「選手は意識していないと思うが…」
本拠地・横浜スタジアムが五輪の準備に入ったため、神宮に巨人を迎えて試合に臨んだDeNA。
今季ここまで10戦未勝利と苦手の相手に対して初勝利を目指したが、この日も1-3で敗れて悪い流れを断ち切ることはできなかった。
先発の阪口皓亮は3回に丸佳浩・岡本和真の3番・4番に2者連続アーチを被弾。2点を失うと、4回には北村拓己に手痛い一発を浴び、結果的にこの3点が大きくのしかかる。
打線は8回にリリーフ陣を攻めてようやく1点を返したが、なおも一・二塁というチャンスで頼れる大和は空振り三振…。
終わってみれば巨人の倍となる10本の安打を放ちながら、1-3で敗北を喫した。
シーズンも折り返し地点を過ぎたなか、巨人戦となると勝利の女神から見放されてしまう三浦DeNA。3日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した江本孟紀氏は、「横浜スタジアムから神宮に来て雰囲気変わるかなと思ったけど、変わらなかったですね…」と苦笑いを見せる。
この日の戦いぶりについても、「先頭打者を4回出しているんですけど、ことごとく点が入りませんよね。ヒットの数は多いんだけど…」と、先頭の出塁を得点に結びつけることができなかった攻撃に言及。
つづけて、「当たり始めたら手の付けられないような打線ですから。個々の選手を見ると良いバッターがいるんですけど、今は点を取るためのつながりがないですね」とし、マシンガン打線の目覚めに期待を寄せた。
また、同じく番組に出演した真中満氏は「流れ」を指摘。
「選手はそんなに負けていることを意識していないと思う。1試合1試合戦っていると思うんですけど、先制されたりすると、なんとなくそういう“流れ”になってしまいますよね」と、目に見えぬ重圧についてもコメント。
対処法としては「まずひとつ勝つこと。勝って流れを変えたいですね」と真中満氏。一夜明けて4日がオールスター前最後の巨人戦となるが、流れを絶って中断期間を迎えることができるだろうか。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』