2021.07.04 14:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 3 | 終了 | 3 | 東京ヤクルトスワローズ |
バンテリンドーム |
結果的に1点が重くのしかかる展開に
7月に入って3連勝中と好調なヤクルトだったが、4日の中日戦は2点のリードを守りきれなかった。
ヤクルトは序盤に2点を奪うと、先発した41歳左腕の石川雅規が好投。36歳の嶋基宏とバッテリーを組み、5回を67球無失点と中日打線を翻弄した。
その後、石川の後を受けた星知弥が三ツ俣大樹に被弾。1点差に詰め寄られたが、直後の7回表にオスナの適時打で再び突き放す展開に。ところが8回裏に登板したセットアッパーの清水昇がビシエドに同点2ランを被弾し、試合は3−3の引き分けという結果に終わった。
4日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で、今回の一戦を振り返った解説の大矢明彦さんは「後になって考えれば、あそこでもう1点をとっていればというのが4回にあった」と指摘。この回の先頭・嶋がヒットで出塁し、犠打で一死二塁、塩見泰隆が右中間を破る二塁打を放ったが、二塁走者の嶋が生還できなかった場面を挙げた。
大矢さんは「嶋はタッチアップを考えたからいけなかったと思う。だけど一死二塁のケースはハーフウェイにいるべき、もう一つアウトが増えてもどうってことないので」と主張。二死二塁となってもワンヒットで生還できるため、微妙な打球であればその一打で生還できるチャンスを狙わなければいけないと苦言を呈した。
この意見には、同日の放送に出演した解説者の高木豊さんも「一死ならハーフウェイでいい。あの打球で帰ってこれなかったのは辛い」と同意。両氏とも、無死であればタッチアップも選択肢に入るが、一死であればハーフウェイで打球を判断すべきであったことを強調した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』