2021.07.04 17:45 | ||||
北海道日本ハムファイターズ | 0 | 終了 | 5 | 福岡ソフトバンクホークス |
那覇 |
先発復調へ配置転換
先発ローテーションから外れたソフトバンクの石川柊太投手が4日、那覇で行われた日本ハム戦にて今季初のリリーフ登板。6回から2番手として2回1/3(32球)を投げ、1安打2三振無失点と好投した。
石川は先発のコリン・レイの後を受けてマウンドへ上がると、6回一死から近藤健介に右安打こそ許したものの、7回は万波中正をストレート、ロニー・ロドリゲスをカーブで連続三振に斬るなど、持ち味を発揮した。
石川の投球について、4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊氏は「非常に良かったですね。ボールに力があるのとキレがありました」と復調の兆しを見せた投球を評価。
また、ソフトバンク首脳陣が再調整の狙いを込めて中継ぎで起用した点についても「コントロールはまだまだなんですけど、中継ぎに入ると腕が振れるんですね。非常に良い使い方をしたなと思いました。何かまた石川が掴みそうな気がしますよ」とコメント。ショートイニングでの登板が復調へのキッカケとなる可能性に言及した。
先発投手の配置転換については、同番組で解説を務める大矢明彦氏も「先発だとそんなに目一杯いかないじゃないですか。中継ぎのショートイニングで目一杯腕を振って思い出させるというのは結構ある」と、指導者視点からコメント。「スピードが落ちている投手は、一回力増すまでいかせようと。これは良い方法だと思います」と振り返った。
今季の石川は自身初の開幕投手を務めていたものの6月は4連敗。「今日はきれいに抑えようと思わず、しっかりと腕を振るという感覚で投げました。先発の時にあまりなかった良い感覚があった。細かいコントロールなどまだまだ反省材料はありますが、そこはしっかり修正していきたい」と、リリーフでの再スタートに手応えを感じている様子だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』