● 広島 2 － 4 DeNA ○
＜12回戦・マツダスタジアム＞

　広島は今季18度目の逆転負けを喫し、9連戦の初戦を落とした。借金は今季ワーストタイの「16」。前カードで首位阪神を相手に勝ち越したものの、上昇気流を掴みきれない戦いが続く。

　先発の大瀬良大地は打者一巡をパーフェクトに抑える上々の立ち上がりを見せるも、2点リードの4回に4番・オースティンに同点2ランを被弾。5回以降はゼロを並べて、7回3安打2失点と好投したが、同点のまま降板し、8回に2番手・フランスアが3番・佐野恵太に痛恨の決勝2ランを浴びた。

　打線は3回に3番・小園海斗の適時三塁打で2点を先制。相手先発の坂本裕哉に連打を浴びせた場面もあったが、5回以降はDeNAリリーフ陣の前に二塁すら踏むことが出来ず、わずか1安打と沈黙した。

　エースが復調の兆しを見せた一戦で投打が噛み合わず、大瀬良は自己ワーストの7戦連続未勝利。今季2勝目を挙げた4月9日・巨人戦（マツダスタジアム）を最後に、3カ月以上白星から遠ざかることになった。