2021.07.06 17:30 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 1 | 終了 | 5 | 阪神タイガース |
神宮 |
次回以降へのさらなる期待も
東京五輪に出場する侍ジャパンにも内定している阪神の青柳晃洋投手(27)が6日、敵地のヤクルト戦で8回5安打無失点と好投。リーグトップの8勝目を挙げ、防御率と勝率も含めた主要3部門のトップに躍り出た。
青柳は8イニング中5度走者を背負ったものの、変則右腕から繰り出す“動くボール”で打者の新を外す快投を披露。ヤクルト打線に対して5安打2四球を許しながらスコアボードにゼロを並べ、チームを勝利へと導いた。
青柳の投球について、6日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた野村弘樹氏は「ツーシーム、シンカーをコーナー低めへ、若干甘いところから動くんですよ。バッターが打ちたいところから動くので、打者は反応するんですけど、ボールの上っ面、下っ面…というところ。バットの芯でも捕えられないし、当然ボールの心も捕えられない。青柳らしさが全面に出たピッチングだったと思います」と評価した。
同番組に電話出演した斉藤明夫氏は「勝ち星が先行しているからマウンドでも余裕があると思う。そのぶん腕を振れているし、ボールの動きも鋭いんじゃないかな」と分析。順調に積み重ねてきた勝ち星が、好投の要因の一つになっていると指摘した。
しかし、絶賛のコメントが続くなか、野村氏は「僕は完封してほしかった。8回120球だったのでいくかなあと思ったんですけどね」ともコメント。次回以降への今季初完投の期待も込め、青柳の好投を振り返っていた。
▼ 今季の青柳晃洋
セ・リーグ1位 防御率1.83
セ・リーグ1位 8勝(2敗)
セ・リーグ1位 勝率.800
セ・リーグ2位 QS率84.6%
セ・リーグ3位 WHIP1.05
セ・リーグ3位 投球回88回1/3
※7月6日終了時点
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』