ともに日の丸を背負い世界一
西武の松坂大輔投手(40)は7日、今季限りで現役を引退することを表明。かつて日本代表の監督として、ともに日の丸を背負ったソフトバンクの王貞治会長が球団を通じてコメントを発表した。
「甲子園・西武で活躍、そしてアメリカでも活躍してね。常に頭抜けたピッチングをしていました。第1回WBCでも、日本のために頑張ってくれてMVPになり、本当に記憶に残るすごいピッチャーでした。第2の人生でも大いに活躍してください」
松坂は横浜高から1998年のドラフト1位で西武に入団すると、ルーキーイヤーから16勝を挙げて新人王、ベストナインに輝くなど躍動。2007年からはアメリカに舞台を移し、レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献するなど日米で活躍した。
王監督のもと臨んだ2006年の第1回WBCでは3戦3勝で大会MVPに輝き、2009年の第2回大会も3勝負けなしで2大会連続MVP。エースとして日本代表を連覇に導いた。
2016年に日本球界に復帰してからは、度重なる故障に悩まされ、古巣・西武に帰ってきたここ2年は公式戦登板ゼロ。最後は苦しみながら、ユニフォームを脱ぐ決断を下した。