DeNA・山﨑康晃

広島 3 - 3 DeNA
<13回戦・マツダスタジアム>

 DeNAは中軸の2本塁打で先制するも逃げ切り失敗。8回に登板した山﨑康晃が1点リードを守りきれず、カード勝ち越しはお預けとなった。

 打線は3回、イニング先頭の3番・佐野恵太が左翼席最前列に飛び込む8号ソロ、さらに死球のオースティンを一塁に置いて6番・ソトが左中間席へ14号2ランを放ち、相手先発・九里亜蓮から3点を先制した。

 しかし、中盤以降はあと一本が出ない歯がゆい展開だった。6回に九里を攻め立て無死満塁のチャンスを迎えるも、ソトが空三振に倒れ、続く柴田竜拓、大和も凡退し三者残塁。点差を詰められるなか、7回と8回は相手リリーフ陣の前に走者を出しながら攻めきれず、合計8残塁の拙攻が響いた。

 そして1点リードで迎えた8回、山﨑は先頭の代打・安部友裕を死球で歩かせると、犠打を決められ一死二塁。打順がトップに帰り、この試合3打席凡退していた1番・菊池涼介にカウント1-2から4球続けたストレートを右前へ弾き返され二走が悠々と生還。最後は侍ジャパン対決で同点打を許し、自身8試合ぶりの失点を喫した。

 先発の今永昇太は5回まで無失点と好投していたが、6回に代打・中村奨成、7回に4番・鈴木誠也といずれもイニングの先頭打者にソロホームランを浴び、7回途中2失点で降板。「中村選手の本塁打はもっと慎重にいくべきでした。次回登板は中継ぎ陣を休ませられるような投球をしたいです」と自身の投球を振り返った。

もっと読む