7回1安打無失点の快投!
日本ハムのドラフト1位・伊藤大海が7回1安打無失点の快投で7勝目(4敗)を挙げ、自身6連勝は球団新人では34年ぶりの快挙となった。
5月28日の中日戦(札幌ドーム)から5戦5勝のルーキーは、この日も立ち上がりから安定した投球。球威のある直球と強弱をつけたスライダーを軸に、5連勝中のロッテ打線を初回の内野安打による1安打に封じ込めた。
打線の援護を得た中盤以降も安定感は揺るがず、7回121球、1安打無失点、7奪三振3四球の快投。防御率は2.42になった。
9日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた大久保博元さんは「代表に選ばれた時は驚いたが、今日のピッチングを見てなるほどと思いました。真っすぐが早くてスライダーも何種類か投げ分けている。キャッチャーのスライダーのサインに対して自分で縦に落してみたりストライクを取りにいってみたり。それが何種類もあるからバッターからしてみたら、スライダーなのかフォークなのかチェンジアップなのか的が絞りづらい。それでど真ん中に放れる勇気もある。いいピッチャーだと改めて感じました」と賞賛した。
同じく解説を務めた谷沢健一さんは「バッターの立場で言うとフォーシームの球の回転が非常にしっかりとした縦回転なので、打席に立つと手元で(ボールが)伸びてくるように見える。浮き上がってくるように見える。そのへんが佐々木朗希と違うところだった」とストレートで空振りを取れる伊藤の強みを指摘した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』