2021.07.11 14:00 | ||||
中日ドラゴンズ | 5 | 終了 | 5 | 横浜DeNAベイスターズ |
バンテリンドーム |
その機動力で起爆剤となるか!?
DeNAの高卒2年目野手・森敬斗が11日の中日戦に「2番・遊撃手」でスタメン起用され、攻守に渡って躍動した。
森は初回の第1打席に犠打を決めて先制点を演出すると、3回の第2打席には二死からセカンドへの内野安打で出塁。さらに4−5と1点を追う9回二死で迎えた5打席には、中日の守護神・マルティネスからヒットを放って出塁し、3回には失敗していた盗塁を成功させ、佐野恵太の右安打で同点のホームを踏んだ。
その裏には、一死満塁とサヨナラ負けのピンチを背負うなか、木下拓哉の遊ゴロを軽快に捌いてホームゲッツーを成功させるなど、チームのドロー決着に攻守で貢献した。
同日に放送したCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊さんは、森について「今のDeNAに足りないところをたくさん持っている選手。走力、盗塁もそう。そこを生かした点の取り方がDeNAはできない。でも、この選手が入ることによって、得点を奪えた。足りないものを持っているので、貴重な選手になってくると思う」と評価。チームの得点力向上を担う選手のひとりになるとの見解を示した。
DeNAはここまで、リーグトップのチーム打率.260、リーグ2位の83本塁打と強打者は揃っているものの、盗塁数は「18」でリーグ最下位。トップが阪神の「70」で、5位の広島でも「39」と、その少なさは際立っている。打率と本塁打で上位に位置しながら、得点数はリーグ4位と下位なのは、その辺りにも要因はあるはず。そんなチームに新たな風を吹き込む起爆剤となれるのか、今後の起用法にも要注目だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』