2021.07.11 14:00 | ||||
福岡ソフトバンクホークス | 7 | 終了 | 4 | オリックス・バファローズ |
PayPayドーム |
オリ相手に2試合連発&2打席連発
ソフトバンクが2度のビハインドを跳ね返し逆転勝ち。連勝で首位・オリックスとの3連戦を2勝1敗で勝ち越し、ゲーム差を「3.5」に縮めた。
試合の流れを変えたのは鷹の主砲・柳田悠岐だった。2点を勝ち越され2-4で迎えた6回、イニングの先頭打者として相手先発・宮城大弥と対峙すると、初球のスライダーにタイミングを外されながらも右翼席へ反撃の2試合連発20号ソロ。さらに同点で迎えた8回にも先頭打者として2番手・ヒギンスから右中間席へ2打席連発となる21号を放ち、これが決勝打となった。
お立ち台に上がった柳田は「体勢グチャグチャだったんですけど、奇跡がおきました」と謙遜したが、存在感抜群の連続アーチでチームの勝利に大きく貢献。これでロッテのマーティンを抜いてパ・リーグの本塁打ランキング単独トップにも浮上した。
11日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた高木豊氏は、1本目のアーチについて「点を取られてすぐホームラン。ここで点が取れないとオリックスペースになるなというところで打ってくれる。頼もしいですよ」と、流れを変える一発を放った柳田を称賛。「侍ジャパンの選手は(状態が)気になるんですけど、柳田がこうやって打ってくれるとホッとしますよね」と、東京オリンピックへ向けて右肩上がりの打撃に安堵の表情を浮かべた。
また、同番組に電話出演した金村義明氏は「本人は『フォームぐちゃぐちゃ』って言いますけど、前の壁が崩されずに残ってるから二枚腰で片手でホームランを打てる。凄いバッティングですよ」と衝撃のアーチに隠された高度な技術を分析。「2本目はもう完璧。全然奇跡じゃないですよね」と圧巻のパフォーマンスを称えていた。
柳田は6月に月間打率2割台と状態を落としていたが、7月はここまで全8試合に出場して26打数9安打の打率.346と好調。この週末にきて2試合連発の計3本塁打とアーチも生まれ、着実に状態を上げている。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』