岩﨑は被弾、山﨑は押し出し四球
侍ジャパンに選出されているDeNAの山﨑康晃と阪神の岩崎優がともに失点。東京五輪へ向けて不安を残す内容となった。
8回に3番手で登板した岩﨑は先頭の宮﨑敏郎にフルカウントからレフトスタンドへ被弾。後続は抑えたが、ここ5試合で4失点と調子が上がらないピッチングが続いている。
一方、山崎は3点リードの8回裏に登板。一死後に原口文仁と近本光司に連打を浴びると、糸原健斗に適時打を許す。マルテは打ち取るも大山悠輔で四球で二死満塁となるとサンズに連続四球で押し出し。1点差となったところでマウンドを降りた。
14日に放送されたCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄さんは岩﨑について「シーズン前半はものすごいボールのキレもよかったが、最近の試合を見るとボールの走りも悪いしコントロールもちょっと甘くなっている」と指摘。「心配はありますが舞台が変われば変わってくると思いますよ」と五輪本番での復調に期待を込めた。
一方、山﨑については「まだ得意のシンカーのキレが良くない。(押し出しの場面では)サンズには完全に見切られていた」とコメント。MCの真中満さんも「ちょっと低めのコントロールが投げた瞬間にボールと分かる球が多い。(シンカーも)いい時は高さがちょうどよいから落ちていますが…」と懸念の声を上げた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』