ニュース 2021.07.17. 11:00

マーティンとレアードが奮闘!ロッテ、チーム本塁打リーグ2位で後半戦へ

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マリーンズ打線を引っ張るマーティン(左)とレアード(右)(C) Kyodo News

前半戦チーム81本塁打


 前半戦終了時点でロッテのチーム本塁打はリーグ2位の81本。リーグトップの84本塁打を放つオリックスに3本差だ。本拠地をZOZOマリンスタジアムに移転してからリーグトップのチーム本塁打を記録したことがなく、2011年か18年にかけて8年連続でチーム本塁打が100本に届かなかった。長年長打力に悩まされ続け、最後にチーム本塁打リーグトップとなったのは1971年(193本塁打)まで遡る。

 チーム本塁打リーグトップとリーグ優勝が必ずしもイコールにならないので、あまり意味を持たない記録ではあるが、その1本の本塁打がチームの勝利に繋がることも多い。

 リーグ2位の21本塁打を放つマーティンは、5月25日の阪神戦、2-3の8回無死一塁で、セットアッパー・岩崎優が2ボール2ストライクから投じた6球目のスライダーをライトポール際に逆転2ランを放った。

 リーグ3位タイの18本塁打を放つレアードも、7月7日のソフトバンク戦、0-1の4回一死一、二塁で先発・東浜巨が投じたカーブを左中間スタンドに突き刺す逆転3ラン。レアードの一発で逆転に成功し、5回を1失点に抑えたドラフト4位ルーキー・河村説人はプロ初勝利を挙げた。

 勝負所で試合を決める一発、敗色濃厚のなかでチームに勢いを与える一発など、マーティンとレアードの“本塁打”というのは今のマリーンズ打線において大きい。数字を見ても、マーティンが本塁打を放った試合は12勝4敗3分、レアードが本塁打を放った試合は11勝4敗2分。ちなみにマーティン、レアードが本塁打を放った試合は、どちらも現在6連勝中だ。

若き長距離砲に期待


 ここまでチーム81本塁打のうち、マーティンとレアードの2人で39本塁打と、約半分が両外国人によるもの。長打力という部分でやや両外国人に頼りすぎる形になっており、日本人の長距離砲が出てきて欲しいところ。

 前半戦終了時点で、チーム日本人トップの本塁打数をマークしているのが、荻野貴司、安田尚憲、中村奨吾の6本だ。安田はプロ2年目の2019年にイースタン・リーグで本塁打王に輝いたこともあり、長打を売りにしている。今季は4月終了時点で5本のアーチを描いたが、5月以降に放った本塁打は5月14日の西武戦での1本のみ。

 5月15日以降、試行錯誤しながら打撃を行っているが、本塁打が出ていない。ただ今季は東京五輪開催に伴い、約1カ月間プロ野球が中断となる。この期間を利用して復調のきっかけをつかみたいところ。有効に時間を活用できれば、残り60試合で自身初の二桁本塁打、目標にしている20本塁打も夢ではない。

 そしてもう一人は、山口航輝だろう。「自分の中で飛ばしたいというのがありました。そのなかで、長打というのを増やしたいと考えたときに、何か変えてみようと思い、今まで野球を始めた頃からすり足で打っていたのを、足をあげて打ってみようかなと」と昨年11月のフェニックスリーグから足を上げたフォームに変更。

 高卒3年目の今季、開幕一軍を掴むと4月9日の西武戦でプロ初本塁打、4月25日のソフトバンク戦では安田と初のアベック弾が飛び出すなど、ここまで4本塁打。長打力が魅力ではあるが、打率.158と確実性を欠き、5月31日に一軍登録を抹消された。

 現在は二軍で再昇格を目指し、バットを振っている。長打の打てる選手がマーティン、レアードの2人だけだと、彼らが仮に離脱したときの攻撃の選択肢が“足”を使った攻撃の1択になる恐れもある。山口の確実性向上というのは、後半戦カギを握るかもしれない。

 さらに、藤原恭大も前半戦最後に見せたような打撃を披露し続けることができれば、後半戦も長打力という部分で期待がもてる。

 前半戦リーグ2位のチーム本塁打数を誇ったが、後半戦も本塁打を量産し、リーグトップの本塁打数で終えることができるのかーー。それが、勝利、リーグ優勝に繋がる1本になるのかーー。非常に注目だ。

文=岩下雄太

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