茨城で二刀流も「一番は打つことが大事」
ソフトバンクに加入したダリエル・アルバレス選手(32)が23日、入団会見を実施。「率直にこのユニフォームを着られていることが嬉しいです。家族や自分を支えてくれている人たちも望んでいたことが実現した大きな一日になりました」と入団の喜びを口にした。
キューバ出身のアルバレスは、外野手登録の右打ちで、キューバリーグでのプレーを経て2015年にはMLBのオリオールズでメジャーデビュー。その後はメキシコリーグなどでプレーしていたが、今季から茨城に所属し、今季は24試合に出場して打率.295、6本塁打、19打点という成績だった。
会見に同席した三笠GMは「少しでもシーズン後半に向けて打線を強化できる可能性のある選手を獲得したい」とスラッガー獲得に至った経緯を説明。東京オリンピック開催にともなうシーズン中断期間もプラスにとらえ「この期間を活用してもらってホークスとNPBに慣れてもらって、後半戦に少しでもチームの力になってもらえれば」と活躍に期待を寄せた。
アルバレスはソフトバンクのキューバ勢とはかねてから親交があったようで、入団決定の際も「一番最初にデスパイネに報告した」とのこと。
茨城時代には投手としての登板もあったが「一番は打つことが大事。そしてチームが勝つことが大事」と笑顔で語り、自身のアピールポイントについては「一番はパワー。コンタクトする力もあると思います」とバットでの貢献を誓った。
今後はファームに合流して調整していく予定だという。