パ3冠の貫禄、オリックスから代表のエースへ!
侍ジャパンの先発マウンドに上がった山本由伸投手(オリックス)が、楽天との強化試合(楽天生命パーク)で2回1安打無失点と好投。五輪の開幕戦となる28日のドミニカ共和国戦(福島)登板に弾みをつけた。
初回、先頭の小深田に右前打を許したものの、続くオコエを空振り三振斬り。3番・茂木を中飛に退けると、女房役・甲斐(ソフトバンク)の盗塁阻止もあり無失点スタートを切った。
2回は4番・島内を中飛に仕留めると、5番・ディクソンは見逃し三振。最後は6番・小郷を右飛に打ち取り、2回31球、1安打無失点2奪三振の好投でお役御免。上々の内容で試運転を終え、降板後「初回ヒット打たれましたが、色々な球種を試すことができて、2イニング目はしっかり抑えられました。(捕手の)甲斐選手とコミュニケーションもとれたと思います」とコメントした。
山本はオリックスのエースとして前半戦16試合に先発し、9勝5敗、防御率1.82、121奪三振を記録。勝利数、防御率、奪三振数の主要3部門すべてでリーグ1位に立っており、日本代表でも投手陣の柱として期待されている。