ニュース 2021.07.28. 15:25

侍ジャパン、五輪開幕戦で逆転サヨナラ勝ち 最後はスクイズ挟み怒涛の5連打

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9回裏に劇的なサヨナラ打を放った侍ジャパンの坂本勇人
東京五輪OPラウンドA組 第1戦
○ 侍ジャパン 4x - 3 ドミニカ共和国 ●
<7月28日・福島あづま球場>

 東京オリンピック(五輪)の野球競技が開幕。金メダルを目指す野球日本代表「侍ジャパン」はドミニカ共和国とオープニングラウンド第1戦を行い、劇的な逆転サヨナラ勝ちで白星スタートを切った。

 侍ジャパンは開幕投手を務めた先発・山本(オリックス)が好投。3回までに2度得点圏に走者を背負ったが、落ち着いて要所を締めゼロを並べた。4回以降は3イニング連続3者凡退と完璧な内容。6回88球、2安打無失点、9奪三振2四死球の快投で大役を終え、降板後「立ち上がりは緊張しましたが、途中から落ち着いて投げられました。オリンピックの先発投手は、プレミア12での中継ぎの経験とはまた違った役割として、良い経験ができました。ドミニカ共和国の打者はパワーがすごいので、ホームランだけには気をつけて甲斐さんを信じて投げました」とコメントした。

 山本を援護したい打線だったが、巨人でプレーするドミニカ先発・メルセデスの前に6回までわずか1安打。すると両軍無得点のまま迎えた7回、2番手・青柳(阪神)が2点を失いドミニカに先制を許した。

 その裏、先頭の5番・浅村(楽天)が中前打で出塁すると、6番・柳田(ソフトバンク)も左翼フェンス直撃の二塁打で続き無死二、三塁の好機。7番・菊池涼(広島)は空振り三振に倒れたが、8番・村上(ヤクルト)の一ゴロの間にようやく1点を奪った。8回は一死二塁で3番・吉田正(オリックス)が左前打を放ったが、本塁生還を狙った二走・山田(ヤクルト)が本塁タッチアウト。同点に追いつくことができなかった。

 1点差のまま迎えた9回、5番手の栗林(広島)が適時二塁打を浴び再び2点ビハインドとなったが、その裏、一死から柳田、代打・近藤(日本ハム)、村上の3連打で再び1点差とし、9番・甲斐(ソフトバンク)のセーフティースクイズで同点に追いついた。さらに、1番・山田の中前打で一死満塁とし、続く坂本(巨人)がサヨナラとなる一打を中堅後方へ。最後はスクイズを挟み怒涛の5連打で劇的勝利を収めた。
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