8回途中から登板し7勝目を挙げたエンゼルスのR.イグレシアス(右)

○ エンゼルス 8 - 7 ロッキーズ ●
<現地時間7月28日 エンゼルス・スタジアム>

 接戦を制したエンゼルスは再び貯金1。「2番・指名打者」で先発出場した大谷翔平選手(27)は、37号3ランを放つなど2安打2四球で4出塁を記録した。

 大谷は1-3と2点ビハインドで迎えた4回、二死一、二塁の好機で3番手右腕・ティノコと対戦。4球目の89.3マイル(約144キロ)の外角直球を捉えると、打球は速度113.1マイル(約182キロ)の弾丸ライナーで右翼席へ飛び込む逆転3ランとなった。これで32本塁打のゲレロJr.(ブルージェイズ)と5本差とし本塁打ランキングを独走。4試合連続打点で打点数も一気に「81」に伸ばし、82打点でトップのディバース(レッドソックス)に1差に迫った。

 エンゼルスはその後も、3番・アップトンの15号2ラン、6番・スタッシの9号ソロで加点。投げては先発のヒーニー6回3失点と踏ん張り試合の主導権を握った。

 しかし4点リードの7回、2番手のシーシェクが3点を失うと、8回は前倒しで登板した守護神・R.イグレシアスが同点適時打を浴びた。その裏、3番・ゴスリンの左前適時打で再び勝ち越したが、ブルペン陣の脆弱ぶりは相変わらず。勝利投手はR.イグレシアスで7勝目(4敗)が記され、ここまでチームトップの21セーブを挙げている守護神は、勝利数でも先発右腕のコブと並びチーム1位となった。

 本来ならヒーニーが今季7勝目を挙げ、R.イグレシアスは22セーブ目で締めないといけない試合展開だったが逃げ切りに失敗。何とか競り勝ち再び貯金1としたが、改めてブルペン陣の弱さを露呈した。

◆ トレード期限は日本時間31日の午前5時

 エンゼルスはここまで51勝50敗でア・リーグ西地区4位。コロナ禍で各リーグ8チームが進出できた昨年のポストシーズンとは異なり、今年は各リーグ5チームしか進出できないフォーマットに戻ったため、ここからポストシーズンに進出するためにはもう一段階ギアを上げなければならない。

 負傷者リスト入りしているトラウト、レンドン、ウォルシュが戻れば攻撃力はリーグ屈指。打撃タイトルを目指す大谷にとっても追い風となる。このところは先発陣も安定しており、あとはリリーフ陣が何とかなればポストシーズン進出が現実味を帯びてくる。

 その手段としてトレードでの選手補強があるが、ここまで弱点を補うような情報は聞こえてこない。今年のトレード期限は日本時間31日の午前5時。果たしてエンゼルスは買い手に出るのか、それとも…。グラウンド外での動向からも目が離せない。

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ベースボールキング編集部

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