ニュース 2021.07.29. 22:50

韓国が一発合戦からの延長タイブレークを制して白星発進

無断転載禁止
延長10回、ヤン・ウィジの死球でサヨナラのホームを踏んだパク・コンウの下に集まる韓国の選手たち
東京五輪OPラウンドB組 第1戦
○ 韓国 6× - 5 イスラエル ●
<7月29日・横浜スタジアム>

 東京オリンピック(五輪)の野球競技の2日目が横浜スタジアムでスタート。前回大会王者でもある韓国がイスラエルと対戦し、延長10回に押し出し死球でサヨナラ勝ちを収め、初戦を白星で飾った。

 韓国は先発右腕のウォン・テインが三者連続三振の立ち上がりを見せると、2回までに5つの三振を奪うピッチングを披露。一方のイスラエルは、先発ジョン・モスコットが右肘の痛みを訴えてわずか9球で降板となるアクシデントに見舞われたが、無死一塁でリリーフした変速左腕のジェイク・フィッシュマンが好救援を見せた。

 左打者を並べる韓国打線を相手にフィッシュマンが好投すると、3回表一死二塁からキンズラーが左翼席に2ランを放ってイスラエルが先制。対する韓国は、4回表にイスラエルの先頭ガイレンにヒットで出塁を許すと、先発のウォン・テインを諦めて下手投げのチェ・ウォンジュンをマウンドへ送り出した。すると、そのチェ・ウォンジュンが三者連続三振で流れを引き寄せる。

 韓国は4回裏、二死からカン・ミンホがヒットで出塁すると、続くオ・ジファンがライトポール際に飛び込む一発を放って試合は振り出しに。さらに連打で一、三塁と勝ち越しのチャンスを迎えたが、ここはリリーバーのカッツに押さえ込まれた。その後もチェ・ウォンジュンが好投したが、6回二死一塁から5番のラバーンウェイに勝ち越しの2ランを被弾してしまう。

 それでも韓国は7回裏、イ・ジェンフとキム・ヒョンスの2者連続弾で再び追いつくと、オ・ジェイルの内野安打から二死二塁とし、ここまで2打数2安打のオ・ジファンが勝ち越しの適時二塁打。この試合で初めてリードを奪った韓国は、5−4のまま迎えた最終回を元阪神のオ・スンファンに託したが、ラバーンウェイにこの日2本目の本塁打を被弾する展開に。

 試合は9回で決着がつかず、無死一、二塁から始まるタイブレーク方式の延長戦に突入。韓国は回跨ぎで10回のマウンドに上ったオ・スンファンが三者連続三振で無失点に抑えると、その裏に二死二、三塁からの連続死球で押し出しサヨナラ決着となった。
ポスト シェア 送る

もっと読む

  • ALL
  • De
  • 西