トレードが活発なMLB、期限は日本時間31日午前5時
トレード期限(日本時間31日午前5時)を前に大型トレードが続出しているメジャーリーグ。かつて日本のプロ野球でプレーした2投手も新天地への移籍が決まった。
マリナーズは現地29日(日本時間30日)、レイズと2対1のトレードが成立したことを発表。レイズから救援右腕のディエゴ・カスティーヨを獲得し、レイズには元楽天のJ.T.シャーゴワ(楽天時代の登録名はシャギワ)と若手有望三塁手のオースティン・シェントンの2選手が移籍することになった。
シャーゴワは2020年に楽天でプレーし、31試合登板で0勝3敗1セーブ、防御率5.81をマーク。楽天は1年で退団となり、今年2月にマリナーズとマイナー契約を結んだ。5月にメジャー契約を勝ち取り、ここまで31試合に登板し1勝0敗9ホールド、防御率3.00の好成績をマーク。ア・リーグ2連覇を目指すレイズでさらなる飛躍が期待される。
ヤンキースは同日、レンジャーズとの2対4のトレードが成立したと発表。4人の若手有望株を出す見返りとして、メジャー通算145本塁打の大砲ジョーイ・ガロとともに、元中日の救援左腕ジョエリー・ロドリゲスを獲得した。
ロドリゲスは2018年に中日に加入し、2年目の2019年に防御率1.64、セ・リーグ最多の44ホールドポイントをマークし最優秀中継ぎ賞を獲得。2020年にレンジャーズでメジャー復帰を果たした。今季はここまで31試合に登板し1勝3敗9ホールド、防御率5.93という成績だが、60試合制だった昨季は12試合の登板で防御率2.13を記録。ピンストライプのユニフォームを身にまとい、新天地での活躍が期待される。