“五輪を知る男”が満を持して登場!
WBSC(世界野球ソフトボール連盟)は1日、翌2日19時から横浜スタジアムで行われる東京オリンピック・ノックアウトステージラウンド2・日本対アメリカの予告先発を発表。侍ジャパンは田中将大投手(楽天)が今大会初先発・初登板する。
侍ジャパンは山本由伸(オリックス)、森下暢仁(広島)の若き右腕にオープニングラウンド2試合の先発マウンドを託し、ドミニカ共和国とメキシコに連勝してA組首位通過。B組首位のアメリカと激突するノックアウトステージに入り、13年前の北京五輪を知る百戦錬磨の右腕が満を持して五輪のマウンドに帰ってくる。
田中は今季13試合に先発して4勝5敗、防御率2.86の成績で、代表合流後は25日の強化試合(巨人戦)に先発し、梅野隆太郎とのバッテリーで3回途中1安打無失点。降板後は投球内容への不満も口にしたが「とりあえず自分のやりたいことができました」と実戦での調整登板を終えた。
試合後のオンライン会見では「自分を取り巻く環境が違うなかで、どれだけ自分を出しきれるか。それがキーになってくると思います」と、代表での心得を口にしたベテラン。
今大会は負けてもメダルの可能性が残るダブルエリミネーション方式ではあるものの、勝てば準決勝進出が決まる一戦だ。最短コースでの金メダル奪取へ、全勝同士の日米対決も“いつもどおり”の姿で白星を手繰り寄せたい。