米国キラーだ!2017年WBCの奪三振ショー再現
悲願の金メダル獲得を目指す野球日本代表・侍ジャパンは2日、決勝トーナメント初戦で米国代表と対戦。4番手として登板した千賀滉大投手(ソフトバンク)が、梅野隆太郎捕手(阪神)とのバッテリーで、2回1安打無失点、5奪三振1四球の好リリーフを見せた。
侍ジャパンは先発・田中(楽天)、3番手・青柳(阪神)がそれぞれ3失点。投手陣が5回までに6点を失った。それでも、4番・鈴木(広島)に待望の今季初安打初本塁打が飛び出すなど打線が反撃。5-6と1点ビハインドで前半5回を折り返した。
試合は打撃戦の様相となったが、千賀が試合を引き締めた。6回は先頭の9番・アレンを追い込むと、最後は代名詞の「お化けフォーク」で空振り三振斬り。続くウエストブルック、アルバレスも空振り三振に仕留め、圧巻の3者連続三振を奪った。
7回は一死二塁のピンチを招いたが、5番・フレイジャーを空振り三振斬り。続くフィリアには四球を与えたが、最後は7番・コロスバリーを空振り三振に仕留め、降板後「久しぶりの実戦でしたが、この場面に使っていただいたことを意気に感じて投げました。抑えないといけない立場なので、梅野さんがどんなワンバウンドでも止めてくれたおかげで無失点でいけて良かったです」とコメントした。
千賀は2017年のWBCで投手部門のベストナインを受賞。準決勝の米国戦では、この日と同じく2イニングで5三振を奪い米国のマスコミを驚かせた。五輪前の強化試合では調整遅れもあり結果を残せなかったが、国際大会の米国戦で再び輝きを放った。