ニュース 2021.08.03. 01:29

サヨナラ決勝打の甲斐が栗林に賛辞「しっかりと初球から自分の球を投げてきた」

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10回裏にサヨナラ打を放った甲斐拓也
東京五輪ノックアウトステージ
○ 侍ジャパン 7x - 6 米国代表 ●
<8月2日・横浜スタジアム>

 東京オリンピック(五輪)の野球日本代表・侍ジャパンは2日、ノックアウトステージの第2ラウンドでアメリカ代表と対戦し、延長タイブレークの末に7-6でサヨナラ勝ちを収めた。

 日本は同点で迎えた延長10回、無死一、二塁から始まるタイブレーク方式の中でマウンドに上がった栗林良吏(広島)が好投。先頭のフレイジャーを空振り三振に仕留めると、フィリアを二ゴロ、コロスバリーを左飛に打ち取って無失点で切り抜けることに成功した。

 するとその裏、村上宗隆(ヤクルト)の代打で出場した栗原陵矢(ソフトバンク)の犠打で無死二、三塁とし、アメリカが内野に5人を並べるシフトを敷く中で打席に入った甲斐拓也(ソフトバンク)がジャクソンの初球を捉え、右翼フェンス直撃のサヨナラ打を放った。

 試合後、様々な作戦が考えられる中で勝利をもたらす一打を放った甲斐は「頭の整理をしっかりして、稲葉監督の話を聞いて、打席にはしっかりと頭を整理した状態で入れた」とコメント。外野が2人という状況を受けて「しっかり初球から振りにいこうという結果がああなった」と、自ら打つことを進言しての一打を振り返った

 その一方で、「栗林がゼロに抑えたことが勝ちにつながったと思いますし、栗林がしっかりと初球から自分の球を投げてきた。良い球を投げた結果だと、本当にナイスピッチングだなと思います」と、10回の表を無失点で切り抜けたルーキー右腕の好投を称えつつ、最後には「全員が諦めずに戦った結果だと思います」とチーム一丸となった結果であることも強調した。

 日本の次戦は8月4日(水)19時から横浜スタジアムにて行われる韓国戦となったが、甲斐は「勝つためにプレーするし、そのために準備して、しっかりと良い形で試合に入れるようにやっていきたい」と決意を新たにしていた。
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