本拠地帰還はタイトルレースへ追い風?
ブルージェイズのウラジミール・ゲレロJr.選手(22)が2日(日本時間3日)、本拠地で行われたインディアンス戦で34号2ランを放った。
「2番・一塁」で先発出場したゲレロは、2点ビハインドの6回無死一塁の場面で、相手先発のモーガンが投じた速球を一閃。打球速度115.2マイル(約185.4キロ)の弾丸ライナーを左翼席へ放り込んだ。
メジャー30球団で唯一カナダに本拠地を構えるブルージェイズは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年シーズンから傘下のマイナー球場などを“仮本拠地”としてプレー。今季はキャンプ地でレギュラーシーズン開幕を迎えたが、カナダ政府の規制緩和を受けて、現地7月30日から約1年半ぶりにトロントのロジャーズ・センターで試合を開催していた。
この日の一発はゲレロにとってデビューイヤーの2019年8月16日・マリナーズ戦以来717日ぶりの本拠地弾。チームは敗れたものの、地元での一発を含む5打数2安打2打点の活躍で、ア・リーグトップに立つ打点を「85」まで伸ばし、同本塁打ランクトップに立つ大谷翔平とは再び3本差に接近した。
打率もリーグ2位の「.328」とハイアベレージをキープし、三冠王も期待される若き逸材。タイトルレースが佳境に突入するシーズン最終盤は地元ファンの前でアーチ量産なるか、トロントが誇る若き大砲に注目だ。