両校主将ともに「日本一を」
今月9日に開幕する『第103回全国高等学校野球選手権大会』の組み合わせ抽選会が3日に行われ、各校初戦の対戦カードが決定。大会5日目の第1試合には、大阪桐蔭(大阪)と東海大菅生(西東京)の名門校対決が実現した。
4年ぶり4度目の出場となった東海大菅生は、今春のセンバツで8強入りするも、準々決勝で中京大中京に完封負けを喫して敗退。榮塁唯主将は「センバツ大会では自分たちの野球ができずに終わってしまったので、足を使う粘り強い野球にこだわってやってきた」とチームの取り組みを語り、今夏は「日本一を目指して戦っていきたい」と同校史上初となる甲子園優勝への想いを口にした。
対する大阪桐蔭は3年ぶり11度目となる夏の甲子園出場。池田陵真主将が「粘り負けない強さを求めてやってきた。その強さが大阪大会では出せた」と語るように、府大会では準々決勝から3試合連続で終盤に逆転勝利を収める劇的な展開で聖地行き切符を掴んだ。
池田主将はコロナ禍での大会開催について「感謝」の言葉も述べつつ、「先輩たちのぶんも思いを背負って、自分たちは春1回戦で負けているので、まず初戦を必ず勝てるように、そこから勢いをつけて日本一を獲りにいきたいと思います」と力を込めた。
2年ぶりの開催となる『第103回全国高等学校野球選手権大会』は8月9日に甲子園球場で開幕し、休養日を含めた17日間の日程で開催予定。入場は代表校の学校関係者に限り、一般の観客向けのチケット販売はされない。
第103回全国高等学校野球選手権大会・組み合わせ
▼ 第1日・8月9日(月・祝)
第1試合:日大山形(山形)- 米子東(鳥取)
第2試合:新田(愛媛)- 静岡(静岡)
第3試合:東明館(佐賀) - 日本航空(山梨)
▼ 第2日・8月10日(火)
第1試合:智弁学園(奈良)- 倉敷商(岡山)
第2試合:広島新庄(広島)- 横浜(神奈川)
第3試合:高岡商(富山)- 松商学園(長野)
第4試合:東北学院(宮城)- 愛工大名電(愛知)
▼ 第3日・8月11日(水)
第1試合:明桜(秋田)- 帯広農(北北海道)
第2試合:県岐阜商(岐阜)- 明徳義塾(高知)
第3試合:神戸国際大付(神戸)- 北海(南北海道)
第4試合:小松大谷(石川)- 高川学園(山口)
▼ 第4日・8月12日(木)
第1試合:長崎商(長崎)- 熊本工(熊本)
第2試合:専大松戸(千葉)- 明豊(大分)
第3試合:阿南光(徳島)- 沖縄尚学(沖縄)
第4試合:鹿島学園(茨城)- 盛岡大付(岩手)
▼ 第5日・8月13日(金)
第1試合:大阪桐蔭(大阪)- 東海大菅生(西東京)
第2試合:近江(滋賀)- 日大東北(福島)
第3試合:西日本短大付(福岡)- 二松学舎大付(東東京)
第4試合:京都国際(京都)- 前橋育英(群馬)
▼ 第6日・8月14日(土)
第1試合:智弁和歌山(和歌山)- 宮崎商(宮崎)
第2試合:作新学院(栃木)- 高松商(香川)
第3試合:樟南(鹿児島)- 三重(三重)
第4試合:日本文理(新潟)- 敦賀気比(福井)
▼ 第7日・8月15日(日)
第1試合:弘前学院聖愛(青森)- 石見智翠館(島根)
第2試合:浦和学院(埼玉)- 第1日・第1試合の勝者
第3試合 第1日・第2試合の勝者- 第1日・第3試合の勝者
☆選手宣誓
小松大谷(石川) 木下仁緒 主将