アメリカはソフトバンク所属のマルティネス
東京オリンピックの野球競技は7日(土)が最終日。
19時からアメリカとの決勝戦に挑む日本は、重要な先発マウンドを森下暢仁(広島)に託す。
昨季のセ・リーグ新人王で、2年目の今季も前半戦で13試合に登板して6勝4敗も、防御率は2.29と質の高い投球を続けてきた23歳右腕。
今大会でもオープニングラウンド第2戦・メキシコ戦の先発を任されると、初の大舞台でもプレッシャーに負けることなく、5回68球で2失点と役割を果たした。
4日に韓国との死闘を制し、メダルを確定させた稲葉ジャパン。あとはその色が金になるか、銀になるか…。いよいよ大一番に挑む。
一方、こちらも韓国との激闘に勝って決勝に駒を進めたアメリカ。7日の決勝戦の先発には、ソフトバンクでプレーするニック・マルティネスを立てる。
来日4年目の31歳右腕は今季からソフトバンクに移ると、コロナ禍でチームへの合流が遅れながら、前半戦は11試合の登板で7勝2敗、防御率2.03という好成績をマーク。NPBを代表する打者が並ぶ侍ジャパンとはいえ、攻略は容易ではないだろう。
また、アメリカ打線で中軸を張るDeNAのタイラー・オースティンも好調。ここまでチームトップの打率.429を記録し、準決勝の韓国戦でも2安打・2打点で勝利に貢献した。
投打の柱となっている“NPB組”をどう対処していくかが、大きなカギを握りそうだ。
東京五輪・決勝
日本(森下暢仁) - アメリカ(ニック・マルティネス)
<横浜スタジアム 19時00分>