ニュース 2021.08.09. 09:53

澤村拓一、ピンチで火消しの好救援も…次の回に緊急降板、5戦ぶりの失点

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異変が発生し、7回途中で降板となったレッドソックスの澤村(中央)
○ ブルージェイズ 9 - 8 レッドソックス ●
<現地時間8月8日 ロジャーズ・センター>

 レッドソックスの澤村拓一投手(33)が8日(日本時間9日)、敵地でのブルージェイズ戦に救援登板したが、不調を訴え緊急降板した。

 澤村は8-4と4点リードで迎えた6回、2番手左腕・テイラーが一死一、二塁のピンチを招いたところで2番手として登板。まずは8番・エスピナルを97.5マイル(約157キロ)の直球で遊飛に退けると、続くマグワイアは1球で三ゴロに仕留め見事に火消し役を果たした。

 しかし続投した7回、先頭の1番・スプリンガーにストレートの四球を与えると、続くゲレロJr.に対する初球もボールとなり、ここで投手コーチがトレーナーを伴いマウンドを訪れ状態を確認した。一旦は続投を選択したが、再開後の初球が暴投となり一走は二塁へ進塁。次のスプリットも暴投となり、ゲレロJr.の打席途中でコーラ監督は投手交代を決断した。

 緊急リリーフのオッタビノが塁上の走者をすべて還してしまい、澤村の登板結果は2/3回、無安打2四球2失点の内容。失点は5試合ぶりで防御率は3.05となった。

 レッドソックスは続く8回にもリリーフ陣が3点を失い8-9で痛恨の逆転負け。コーラ監督は試合後、澤村が右肘の張りを訴えたと明かし、今後については「検査の結果次第」と話した。澤村は右上腕三頭筋の炎症のため、7月20日(同21)から10日間の負傷者リスト入り。同30日(31日)のレイズ戦で戦列に復帰したばかりだった。
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