○ 広島 8 － 2 ソフトバンク ●
＜エキシビションマッチ・マツダスタジアム＞

　ソフトバンクのアルフレド・デスパイネ外野手（35）が9日、広島とのエキシビションマッチに「6番・指名打者」で先発出場。1安打2四球で3度出塁し、本塁へ2度生還するなど状態の良さをアピールした。

　デスパイネは3点を追う5回、先頭打者として四球で出塁。続く松田の二塁打で三塁へ進むと、9番・周東の左犠飛で本塁生還を果たした。7回の第3打席も四球で出塁し、二塁へ進んだあと代打・川島の右前適時打で2点目の生還。スピードに乗ったベースランニングで果敢に本塁へ滑り込んだ。9回の第4打席は左前打で出塁し、ここで代走を送られお役御免。この日は2打数1安打、2四球2得点の成績だった。

　今季前半戦はキューバ代表として、5月下旬に行われた東京五輪の米大陸予選で左胸付近を負傷。再来日した6月以降はリハビリをメインにファームで調整を続けてきた。今月3日のエキシビションマッチ・巨人戦（PayPayドーム）で一軍に復帰。5日の同戦では4打数2安打1打点を記録するなど徐々に調子を上げてきた。

　前半戦は27試合の出場にとどまり、打率.202、1本塁打、6打点と大不振。前半戦4位のチームもデスパイネ個人も、後半戦での巻き返しに期待がかかる。