ニュース 2021.08.10. 13:01

夏の甲子園・日大山形が開幕戦を制す 最終回のピンチを3三振で切り抜け8年ぶり聖地1勝

『第103回全国高等学校野球選手権大会』
○ 日大山形 4 - 1 米子東 ●
<1回戦 8月10日>

 2年ぶりに帰ってきた夏の甲子園。台風接近のために1日順延された開幕試合は、日大山形(山形)が先行逃げ切り勝ち。ベスト4まで勝ち上がった2013年以来、8年ぶりの聖地1勝を掴んだ。

 日大山形は初回に3番・佐藤拓斗の適時打で先制すると、3回にも佐藤、4番・伊藤翔海の連続適時打で加点した。投げては背番号1を背負う先発・斎藤堅史が、要所を締める投球で8回まで無失点投球。9回に連打を浴びて1点こそ失ったが、3点リードの無死満塁から登板した2番手・滝口琉偉が最速147キロのストレートを武器に3者連続三振。圧巻のリリーフでチームを勝利へと導いた。

 日大山形の荒木準也監督は「5、6回までゲームを作ってくれればと送り出したので、斎藤のピッチングができたと思う」と想定以上の好投を見せたエースの投球を振り返り、9回満塁で継投した場面については「こういう展開は予想していなかったが、最後は滝口がよく投げてくれた」と好リリーフで締めた右腕を称えた。

 敗れた米子東(鳥取)は12安打を放つなど塁上を賑わせ、9回には4連打の猛攻で畳み掛けたが1点どまり。1986年以来35年ぶりの夏1勝とはならなかった。

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