『第103回全国高等学校野球選手権大会』
● 広島新庄 2 - 3 横浜 ○
<1回戦 8月11日>
2年ぶりの開催となった夏の甲子園、『第103回全国高等学校野球選手権大会』は大会2日目。
第2試合は3年ぶり19回目の出場となった横浜(神奈川)が、春夏連続出場の広島新庄(広島)に逆転サヨナラ勝ち。
8回までゼロ行進の厳しい展開も、9回に1年生が大仕事をやってのけた。
広島新庄の背番号1・花田侑樹と横浜の背番号5・宮田知弥の投げ合いで4回までゼロ行進。
緊迫した展開のなか、迎えた5回表。広島新庄の足を絡めた攻撃からピンチを迎えた横浜は、1年生・河野優輝に適時打を許して失点。先制を許してしまうと、反撃したい打線もチャンスは作りながらあと一本が出ず。相手の投手陣、そして堅い守備を打ち破ることができない。
0-1のまま迎えた9回に1点を失い、迎えた土壇場9回裏。横浜打線は岸本一心と玉城陽希の連打で無死一・三塁のチャンス。
後続が三振と内野フライで二死となり、万事休すか…と思われた中、打席には1番の緒方漣。1年生で名門の「1番・遊撃」を張る男は、この状況でも迷うことなく、1ボールからの2球目をフルスイング。高々と舞い上がった打球はそのままレフトスタンドに着弾した。
1年生のひと振りで3-2と試合をひっくり返した横浜が、劇的サヨナラ勝ちで2回戦に進出。次戦は智弁学園(奈良)と対戦する。