2021.08.17 18:30 | ||||
東京ヤクルトスワローズ | 13 | 終了 | 3 | 読売ジャイアンツ |
松山 |
「ジャイアンツも相当意識する」
セ・リーグ上位同士の直接対決はヤクルトが先勝。2位・巨人と0.5ゲーム差に詰め寄り、18日にも単独2位浮上の可能性が出てきた。
ヤクルトは初回に相手バッテリーミスで先制すると、4回には4番・村上宗隆の27号ソロで加点。6回に先発の高橋奎二が丸佳浩に2ランを浴びて一時同点とされたが、直後の裏の攻撃で3番・山田哲人の26号ソロで勝ち越し、相手の守乱につけこみ一挙9得点。終わってみれば13安打13得点の猛攻で、巨人投手陣を打ち込んだ。
前半戦で4勝7敗1分と負け越していた巨人に対しては、7月最後のカードから3連勝。17日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一さんは「巨人と阪神に対して、ヤクルトはどうしても負け数が多いんですよ。後半戦は上位に対する意気込みというか、想いというか…。熱い気持ちが出たよね。特にこの2人は」と、アベックホームランを放ちチームを牽引した山田と村上の侍コンビの活躍に言及。
同じく解説を務めた笘篠賢治さんも「代表に選ばれてオリンピックに出た経験を持つ2人が恥ずかしいプレーをしたくない、やっぱりそういう部分が生まれてくると思う」と“五輪効果”が好影響を与えたとの見解を示した。
また、チーム全体でみると、直近の対巨人3試合は14-6、11-7、13-3と3試合続けて2ケタ得点の快勝が続いており、笘篠さんは「前半戦の最後からジャイアンツに対して大勝したゲームが続いているんですよ。ジャイアンツが相当ヤクルト戦を意識しだすのでは」とコメント。番組MCを務めた大久保博元さんも「これね、ひょっとしたら…という状態になってきてますよ」と、上昇気配を感じさせるツバメの逆襲に言及していた。
ヤクルトは後半戦2連勝スタートで、首位・阪神と2.5ゲーム差、2位・巨人と0.5ゲーム差の好位置につけており、18日の巨人戦(松山)に勝てば、6月24日以来2カ月ぶりに単独2位へ浮上する。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』