● カージナルス 4 － 5 パイレーツ ○
＜現地時間8月21日　ブッシュ・スタジアム＞

　パイレーツの筒香嘉智外野手（29）が21日（日本時間22日）、敵地でのカージナルス戦に「4番・一塁」でスタメン出場。2戦連発となる豪快ソロと貴重な適時打を放ち、チームの2連勝に大きく貢献した。

　筒香はパイレーツ移籍後3度目のスタメン。1－1の同点で迎えた4回、カージナルスの先発左腕・ハップが投じた初球89.7マイル（約144キロ）の直球を捉えると、打球はバックスクリーン右に着弾する飛距離131メートルの勝ち越しソロとなった。前日の代打弾に続く豪快アーチ。2試合連発は渡米後初となった。

　4－3と再び1点リードで迎えた7回の第4打席は、二死二塁で前を打つ3番・レイノルズが申告敬遠で歩かされた。二死一、二塁となり、筒香はカージナルスの2番手左腕・カブレラと対峙。1ボール後の97.7マイル（約157キロ）の低め直球をコンパクトに弾き返した打球は、左中間を襲う適時打となった。二塁走者に続き一塁走者も長駆ホームインを狙ったが、ここは相手野手の素早い中継プレーに阻まれ本塁タッチアウト。それでも筒香は、移籍後初マルチでこの試合2打点目を記録した。

　1試合複数安打は、レイズに所属していた4月9日（同10日）のヤンキース戦で2安打を放って以来、今季2度目。この試合は4打数2安打2打点で、今季の通算打率は.181となった。パイレーツ移籍後は13打数5安打で打率.385と好調。今季3球団目となる新天地で、本来の力強い打棒が蘇りつつある。