7回0封で三塁を踏ませず
阪神の秋山拓巳が7回無失点と好投し、リーグトップタイの今季9勝目(4敗)を挙げた。
阪神は2回、右打席に入った6番ロハス・ジュニアが相手先発・小笠原慎之介から右中間スタンドへ飛び込む3号ソロホームランを放ち先制すると、1点リードの6回には一死一塁からエンドランを仕掛け、2番に打順を上げた中野拓夢が左安打で繋ぎチャンスメイク。3番・サンズのニゴロの間に貴重な追加点を挙げた。
先発の秋山は先制直後の2回から4回までノーヒットピッチングで付け入るスキを与えない好投。7回(90球)を投げて4安打無失点、1四球5三振の快投でお役御免となり、8回は岩崎優、9回はスアレスがそれぞれ三者凡退。虎の守護神がリーグトップを独走する今季27セーブ目で完封リレーを締めくくった。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明さんは「エースですね」と一言。「ジャイアンツとの直接対決までに取りこぼしの試合ができない中での3連敗で、重圧もあったと思うんですけど本当に見事な気迫のこもったピッチングでした」と連敗と止めた右腕の好投を振り返った。
同じく解説を務めた大矢明彦さんも「やはりコントロールがいい。今日もフォアボールが一つだけで7回で90球と理想的な投球。打ち取る術を持っているし、今年は特に自信を持って投げているのが素晴らしいところ」と称賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』