◆頼れるベテランの一振り!
ソフトバンクがロッテとの接戦を制し同一カード3連敗を回避。連敗を2で止め、貯金は再び2となった。
ソフトバンクは1点を追う4回、4番・栗原陵矢が12号ソロを右翼席へ運び同点。再び1点を追う5回は、3番・柳田悠岐の中犠飛で追いつきなおも一死二、三塁の好機だったが、5番・デスパイネ、6番・中村晃が連続三振に倒れ一気に逆転できなかった。
それでも2-2で迎えた8回裏、二死一、二塁の好機で代打・松田宣浩が勝ち越しとなる2点適時二塁打を左中間へ。不調に苦しむベテランが試合を決めた。
22日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた金村義明さんは「ここ数試合は打線が湿りっぱなしで昨日の試合も4番の栗原に送りバントや走塁ミスが出たり、ちぐはぐな面が目立ったんですが、(今日の)ベンチの雰囲気見たら分かりますよね。松田の一振りはベンチ全員を一丸にさせますよね。すごいですよこのパワーは」とチームの勝利に導いたベテランの一打を絶賛。
同じく解説を務めた大矢明彦さんも「ベテランになってこういう立場になってあれだけ頑張って(チームを盛り上げて)くれる人は少ないですよ。普通ここまで元気にやってくれる人ってあまりいない。(監督としたら)そういうところで使いたくなりますよね」と38歳になった今でも率先してチームを盛り上げるベテランの姿勢を高く評価した。