勝ち越しの好機で痛恨のバントミス
首位・オリックスと2位・楽天の首位攻防初戦は2対2の引き分け。
6回に同点に追いついたオリックスは7回、楽天2番手の安樂智大から、西村凌が四球で出塁。無死一塁の好機を迎えるも、続く若月健矢の送りバントは小フライとなり、一塁の西村も帰塁できず痛恨のゲッツーに。勝ち越しの絶好の好機を逃す結果となった。
オリックスは先発の田嶋が6回2失点と好投。7回以降は富山、ヒギンス、平野が無失点リレーを見せたが、打線の反撃は同点止まりだった。楽天を上回る8安打を放つもバント失敗も含め2併殺を記録。攻撃陣の拙攻が目立った。
25日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた池田親興さんは「6回に点を取って7回の先頭バッターがフォアボールで出た、これでオリックスが突き放していくのかなと、今の勢いではと思ったのですが…」と振り返り、「(6回に相手の)バント(処理)のミスでもらった点を今度は自分たちがミスをしてしまった。しかも、これはダブルプレーになってしまったので惜しかったなと」とゲームの流れを断ってしまった拙攻に苦言を呈した。また、「首位決戦という緊張感の中でこれからずっと覚悟を持ってやらなければいけないという戒めになった」と今後の教訓として生かしてほしいと話した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2021』