ニュース 2021.08.26. 15:41

夏の甲子園・近畿勢がベスト4独占 “最後の砦”明徳義塾もサヨナラ負けで敗退

『第103回全国高等学校野球選手権大会』
○ 智弁学園 3 - 2 明徳義塾 ●
<8月26日 準々決勝>

 第13日目の第3試合は智弁学園(奈良)が最終盤までもつれた一戦を9回逆転サヨナラで勝利し、26年ぶりの準決勝進出を決めた。

 試合は吉村優聖歩(明徳義塾)と西村王雅(智弁学園)の両先発が、ともに8回まで1失点と好投。両チームともにノーエラーで守り立てる好ゲームとなった。

 均衡が破れたのは1-1の同点で迎えた9回表。明徳義塾の5番・代木大和がカウント2-0から、西村の投じた高めの速球を振り抜くと、大飛球がグングン伸びて右中間席の最前列に着弾。最終盤で明徳義塾がリードを奪った。

 しかし9回裏、智弁学園は先頭の1番・垪和拓海が左安打で出塁すると、2番・森田空もバスターヒッティングの中安打で繋いで一・二塁。前川右京と山下陽輔の連続死球で同点とし、なおも無死満塁から5番・岡島光星が詰まりながらもしぶとく右前に運び、試合を決めた。

 この日行われた準々決勝は第1試合を京都国際(京都)、第2試合を智弁和歌山(和歌山)が制しており、第3試合も智弁学園(奈良)が勝利。近畿勢同士の対戦となる第4試合・近江(滋賀)-神戸国際大付(兵庫)の結果を待たずに、史上初めて近畿勢がベスト4を独占することが決まった。

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